せっかくの緑の季節だというのに、もう梅雨空のようでしたり、晴天で暑かったり、安定しなかったりの今日この頃です。5月の連休は、少しはゆっくりできましたか。お子さんたちと楽しい体験もされたでしょうか。新年度も少し落ち着いてきて、緊張も取れてきて疲れが見えてくる頃です。お子さんもそうでしょうし、保護者のみなさんもそうではないかと思います。毎日のお弁当作り、ありがとうございます。本校には給食の設備が無く、入学相談などでがっかりされたことがあるかもしれません。私も娘が高校生になってからお弁当作りの大変さを経験しました。それまでは保育園からずっと給食でしたので、夕食のおかずを予め取っておくなど段取りが整うまでの気持ちが大変でした。冷凍食品にもたくさんお世話になりました。週に1度は曜日を決めてコンビニや売店を利用することになるとまた少し楽になった気がしました。無理をせず、仕出し弁当を利用しても良いですし、お子さんと相談しながら自分で昼食を手に入れる経験も積めればよいと思います。
お子さんの様子はいかがでしょうか。「やりたくない」「行きたくない」「面倒くさい」と言う気持ちが出てくる頃でもあります。無理をさせるのは逆効果になることもありますので、気持ちや行動の変化が少しでも見えた時は担任に相談してください。ご家庭だけで抱え込まず、一緒に対応していきたいと思います。また学校の対応にご質問がある場合もお伝えください。
5月20日は旭出学園の創立を祝う「青葉のつどい」の式典を、学校の児童生徒と生産福祉園の利用者さんの参加で行いました。お客様をお招きできないのは残念ですが、学校と福祉園の皆さんがグランドに集って開催できたことは、コロナ禍の中で大きな一歩が踏み出せたと思っています。
さて今回は、「卒業生の就労定着支援」についてです。昨年度より、進路担当教諭の提案で、卒業後1か月経過を目途に現在の様子を見せて頂くために職場訪問をしています。今年度から「生涯支援部」を立ち上げ、卒業生の余暇活動を支援する「同窓会旭出あおば会」と就労定着支援や生活相談などを担当する「就労・生活相談部」に支援内容をわけて対応することになりました。新たに社会人になった卒業生のみなさんもそろそろ疲れが出てきたり、課題が見えてきたりする時期ですので、職場訪問をさせていただき、職員の方に話を聞いたり、本人と面談して困っていることが無いかの聞き取りをしたりしています。
「今朝、先生が来ると話したからか、いつも以上に張り切っています。」という方や、いつも通りの方もいらっしゃいます。どの方も新しい場所に馴染んで、自分の仕事として向き合っている姿が見られ、こちらが元気をもらいました。「〇〇さんはどうしていますか。」「△△さんに、がんばってくださいと言ってください。」「▢▢先生、見に来てください。」等、学校時代の仲間も気になるようです。「今度会ったら、お話しておきますね。」と約束しました。
自分事として考えても学生時代の友だちや部活の仲間は、特別です。共通体験をたくさんしているので、その時のおかしかったことや楽しいこと、失敗や苦労したことなど、話したくなります。そのためにも、卒業生が集える活動や場所は大事にして継続していきたいと思います。また、卒業後3年間は、夏休み中に職場巡回を行っています。3年以降も希望があれば職場に伺ったり、相談に応じたりしています。夏休みを待たずに来てほしい、相談したいという場合は、「生涯支援部」「就労・生活相談部」までご連絡ください。元担任等に直接連絡するのではなく、受付窓口を一本化して支援の仕方を検討し、「チーム旭出」で卒業生支援も継続していきたいと考えています。ご理解ご協力をお願いします。
記念日を 集いて祝う 大合唱 響く校庭 笑顔あふれて